三つの幻想曲、モーツァルトとシューベルト
- モーツァルト:幻想曲 ハ短調 KV475
- モーツァルト:ソナタ ハ短調 KV457
- シューベルト:幻想曲 ハ短調 D993
- シューベルト:幻想曲 ハ長調 D760「さすらい人幻想曲」
Three Fantasies : Mozart & Schubert K475+K457, D993 and D760
- Mozart : Fantasy in C minor K475
- Mozart : Sonata in C minor K457
- Schubert : Fantasy in C minor D993
- Schubert : Fantasy in C major D760 "Wanderer-Fantasy"
このCDを製作するきかっけとなったのは、Schubertのc:moll 幻想曲との出会いでした。
この曲との出会いを通じて、人間が何かを学ぶ時は、"模倣から始まる"という事を思い出させられました。
あの偉大なSchubertでさえ"模倣"から出発していることを明らかに見て取れるのがこのD993の幻想曲なのです。(Mozartの幻想曲をお手本にしています!!)
しかし、そうは言ってもこの幻想曲もただの真似事に終わるのではなく、後のSchubertの作品に見られるSchubertらしさをすでに感じ取れるものになっています。しかもこの作品を作曲したのはわずかSchubertが14〜16歳の時。大変興味深いことではありませんか。